概要
2024年後半(7月以降)にやったゲームをまとめる。
前半の記事は別途書いている。
2024年前半
一覧
- ゼルダ無双 厄災の黙示録
- ポケットモンスター スカーレット
- VA-11 Hall-A
- ポケットモンスター シャイニングパール
- Lost Ruins
- ゼルダの伝説 知恵のかりもの
- ENDER LILIES: Quietus of the Knights
- ゼノブレイド2
- Pokémon LEGENDS アルセウス
詳細
ゼルダ無双 厄災の黙示録
ハード | Switch |
プレイ時間 | 15時間くらい |
ブレワイの公式スピンオフみたいな作品。ブレワイ本編の100年前、ブレワイ本編へ繋がる敗北のストーリーではなく、ブレワイ本編で回想された悲劇を避けることができたifストーリーを描く。一兵卒だったリンクが見出されて近衛騎士となりゼルダとの信頼関係を築いていくところ、英傑たち(生きてる!)と出会い交流を深めていくところ、スピンオフだからこそ描ける本編ではあり得なかったストーリー、などを公式の手によって作られたムービーで追うことができるというのは唯一無二の価値がある。プレイアブルキャラはリンクだけでなく、他の英傑たち、ゼルダ、若かりし頃のインパ、その他ちょっとびっくりするようなキャラまでと幅が広い。神獣を操作できるシーンもあるよ!
ゲーム性としては、やることがずっと同じなので後半はちょっと飽きてしまった。無双シリーズというのは初めてやったので最初は面白かったけどね。個人的には無双要素としてはやり込まずムービーゲーとして割り切って楽しんだ。ちなみに100年前のインパはとてもかわいかった。パーヤはインパ似だったのですねぇ。
(いやまあ制作過程としては逆なんでしょうけど)
ポケットモンスター スカーレット
ハード | Switch |
プレイ時間 | 55時間くらい |
いわゆるポケモンSV。前回の記事で書いた通りポケモン剣盾をプレイしてみた結果、ポケモンを捕まえる楽しさを再発見したので続編であるポケモンSVもプレイしてみた次第。ポケモンSVは発売当初はバグやラグについての指摘が多かった記憶があって期待度はそんなに高くなかったのだが、予想が良い方に覆された。そういった問題点は個人的にはほとんど気にならず、めちゃくちゃ面白かった。
3Dの空間の中にポケモンたちがいる、その世界を探索できる。もうこれだけで最強なんですよ。もしこの世界にポケモンが実際にいたら、というような幼き頃の妄想が具現化されているに等しいのですよこれ。最初はポケモンGOがそういうゲームだと思ったのだけど、やっぱり街中で水棲ポケモンが浮いていたりするのはちょっと違うなと。ゲーム内の仮想世界でもいいので草原、水上、沼地、などのロケーションがあって、それぞれに合ったポケモンたちが住んでいるというほうがそれっぽいなと。その3Dの空間の中を、あっちに行ったらどんなポケモンがいるのだろうとワクワクしながら駆け巡って、おなじみのポケモンを見つけた時の実家のような安心感と、未知のポケモンを見つけた時の嬉しさと興奮。ボールを投げて捕獲できて図鑑が埋まった時の喜び。感無量。
また、フィールド上で出会ったポケモンたちがこちらに気づいた時の反応は様々。逃げてしまうポケモンもいれば、襲ってくるポケモンもいる。さらに、こちらに興味を持ったのがてくてく歩いて近づいてきてじっと見つめてくるポケモンもいる。なんなんですかこの子達かわいすぎるでしょ。
この子たちみんな野生のポケモンなんだけど、かわいすぎるのでスクショ撮るので忙しかったよ。
プレイ時間の0.1%くらいはコダックと見つめ合ってたんじゃないだろうか…
さらに、ストーリーもけっこう良かった。ポケモンにはストーリーの良さとかは期待していなかったので油断していて最後ちょっと涙が出そうになった。危なかった。
マスカーニャとかの新規のポケモンも良かったね。人間キャラも好きで、ネモとか良い。あとボタンは完全に男の子だと思い込んでいたけど実際には女の子らしい。ごめんよ…
VA-11 Hall-A
ハード | Switch |
プレイ時間 | 10時間くらい |
バーテンダーとなってカクテルを振る舞い、個性豊かなお客様の話を聴くゲーム。ゲーム性のようなものはそんなになく、ほぼテキストを読むノベルゲーム。お客様は「個性豊か」なんて言葉だとうまく表せないくらいぶっ飛んでおり、というか主人公含め店側の人間もなかなかぶっ飛んでいるので面白い。ノベルゲームは今までそんなにやらなかったんだけど、たまにはこういうのもいいなと思った。ただ、ド直球の下ネタが多いので苦手な方はご注意を。
バーでの会話の他、ゲーム内の新聞の記事を読んだり、ゲーム内でのネット掲示板での書き込みを読んだり、みたいな要素もあるので文字を読むのが好きな人はかなり楽しめるかと思う。
なおゲーム性が全くないわけではなく、注文に合うカクテルを作って提供する操作は発生する。間違えると収益が減るとか、特定の期日までの間に一定の金額を用意しておかないとゲームオーバーになる、とかはある。私は散在していたら危うくゲームオーバーになりかけたので、ある程度は注意してプレイする必要がある。
ポケットモンスター シャイニングパール
ハード | Switch |
プレイ時間 | 30時間くらい |
いわゆるダイパリメイク。ポケモンの楽しさに目覚めたのでその流れでこれもやってみた。さすがにポケモンSVと比べるとシステムが古いので無難な楽しさに収まる感じではあった。個人の感想ではあるけど、少なくともポケモンはシンボルエンカウントのほうが嬉しいかなあ。もちろんつまらないわけではない。序盤で出会ったコリンクやムックルを育てていったらけっこう強くなっていって、最後のほうもそれなりに活躍してくれたのがなんか嬉しかった。ポケモンを捕まえるのも楽しいけど、捕まえたポケモンを育ててパーティを作っていって、戦力として活躍しているのを眺めるのもやっぱり楽しい。
ちなみに序盤鳥がなんか好きで、剣盾だとアーマーガア、SVだとファイアロー、ダイパリメイクだとムクホークが最後まで活躍してくれた。いいよね、序盤鳥。(旅パの話)
Lost Ruins
ハード | Switch |
プレイ時間 | 5時間くらい |
天然でかわいらしい殺戮マシンの少女(※個人の感想です)を操作するメトロイドヴァニアっぽい作品。これぞインディーゲームというか、精緻なドット絵に制作者の趣味がこれでもかと詰め込まれた作品。主人公の少女の待機モーションからしてすごくこだわりを感じる。ちょっとマニアックすぎるので万人におすすめという感じではない。グラフィックを見てピンときたら楽しめる素質があるかも。
なお、難易度はかなり高い。敵の攻撃が重く、回復手段も限られるのでちょっとの被弾が命取りになりがち。こちらの動きは基本的には緩慢で操作感にクセがあるのでそれに慣れる必要もある。装備や攻撃手段は豊富なので、うまくいかない場合はあれこれ試してみることになる。私も死にまくったけど、ある装備が強いことに気づいてからはかなりいい感じに戦えるようになった。
プレイ時間を見れば分かる通り、ボリュームはかなり少ない。(気軽にプレイできるとも言える)
ゼルダの伝説 知恵のかりもの
ハード | Switch |
プレイ時間 | 25時間くらい |
今回セレクトしたゲームの中で唯一の2024年発売のゲーム。やりたいゲームが多いので古いゲームなのか新しいゲームなのかは気にせず選んでいるが、その中でも優先して発売後にできるだけ早くプレイしたいと思ったのがこれ。
ブレワイやティアキンにドハマリしたので、他にも似たようなゲームがあるのであれば是非プレイしたいと思っていた。このゲームはゼルダシリーズではあるが、ブレワイやティアキンと違って3Dではなく2Dのゲームなので、初報の時点ではそこまで注目していなかった。ただ、続報として公開された動画でマップやUIがブレワイにそっくりなのを見て一気に引き込まれてしまった。また、その動画で新たに公開された「シンク」という能力に、この作品における操作の自由度の高さを強く感じて、このゲームは面白いに違いないとほぼ確信した。私は任天堂の掌の上で転がされる人間です。
実際にプレイしてみて、だいたい期待通りの楽しさが得られたと思う。カリモノはたくさんあって、まあ実際に使うのはそのうちのごく一部だったりはするんだけど、新たなカリモノを覚えていくのは収集の楽しみがあった。火ゾルで燃やしたり、ウォールチュラとシンクを使って地形を無視して強引に進んだり、リーデッドを使って空中の敵を撃墜したり、ちょっと悪い(?)活用方法を思いついてニヤリとする楽しみがあった。この程度であれば間違いなく全部開発側の想定内だろうけど、まあ任天堂の掌の上で転がされることで喜ぶ人間なので問題ない。もっとエグい活用方法が思いつけばさらに楽しいだろうけど、私の頭だと難しい。他の人のプレイ動画を観たら楽しいかもしれない。謎解きはシリーズの中ではけっこう簡単なほうだとは思うけど、それでも多少は頭を捻る箇所もあって楽しめた。
ブレワイやティアキンほど楽しめたかというとさすがにそれには及ばず無難な感じではあったんだけど、プレイしてよかった。ちなみにすごいどうでもいいけど、ゼルダがアイテムを笑顔で掲げて、お行儀よく元のポーズに戻った後に無表情になるまでの一連の流れがなんか好きでじっと眺めてしまった。
ENDER LILIES: Quietus of the Knights
ハード | Switch |
プレイ時間 | 20時間くらい |
メトロイドヴァニアの名作として名高い作品だと思う。プレイしてみて、なんというか、美しい作品だと思った。美しいというのはもちろんグラフィックもそうなのだが、それだけではなく世界観の幻想的な感じとか、BGM、探索フィールドの魅力、操作性やUIの良さなど、どれをとっても品質が高くて、ゲームという作品として美しいというような意味合いで。ちょっと陳腐な表現にすぎるだろうか… しかし実際にそう感じた。こういう作品のことを「完成度が高い」というのだろうなと。
もうちょっと具体的な話でいうと、メトロイドヴァニアにカテゴライズされるのでもちろんフィールドを探索していくのだが、各エリア内で他のエリアへの経路の有無やエリア内のアイテムなどを全部見つけたかどうかなどがマップでわかるようになっているなど、かゆいところに手が届くというか、すごく精緻に調整されているんだろうなと思った。実際非常に快適にプレイできた。難易度はそれなりに高めで、多くのボスで死にながら攻略法を見出していくことになる。死んでも特にロストするものはないのでその点は優しい。個人的には狂い騎士ウルヴというボスがなんとなく印象に残っている。
メトロイドヴァニアに分類されるインディーゲームはたくさんあるけど、どれをやるか迷ったらこの作品は有力な選択肢になると思った。来年には続編も出るようなのでとても楽しみ。
ゼノブレイド2
ハード | Switch |
プレイ時間 | 50時間くらい |
ゼノブレイドシリーズ(というかゼノシリーズ)は全然やったことなかったけど、面白いゲームとしてよく名前が挙がっている印象だったのでやってみた。なぜいきなり2をやったのかというと、ホムラがかわいいからである。ゲームを始めるきっかけなんてそんなもんでいいんですよ…
プレイしてみて、ボリュームはすごいしやりこみ要素はとてもよく作り込まれている一方、快適なプレイのための調整には手が回らなかったゲーム、という感想を抱いた。人を選ぶ… とはまたちょっと違う。合う合わないというより、これは明らかに… むしろついてこられる人だけプレイしてくれというように割り切っているという話なのかなと思った。もしそこの調整に労力を割いていたら、ここまでのボリュームとやりこみ要素を実現できなかったのかもしれない。こまけぇこたぁいいんだよ!!という方におすすめ。
プレイ時間は50時間ほどだったが、これは戦闘を極力回避してサブクエストもだいたいスルーしたうえでこの時間なので、やり込めばたぶん数百時間くらいは楽しめそう。実際それくらい楽しんだ人も多いのでしょうね。
ちなみに、最後のほうの呼び方はヒカリを選んだのと、なぜかバーンがわりと好き。
Pokémon LEGENDS アルセウス
ハード | Switch |
プレイ時間 | 45時間くらい |
ポケモンの捕獲に楽しみを見出したなら当然これもやらなきゃねって。オープンワールドっぽいフィールドの中でポケモンが生息していて、という状況はポケモンSVと同じ。なのでポケモンSVと同じ理屈でとても楽しい。ただ、ポケモンSVとはゲーム性が全然違うのでプレイ体験としては同じではない。ポケモンSVの捕獲のシステムでも最高に楽しいと思ったわけなので、アルセウスのような形での捕獲のシステムを求めていたわけではなかった。しかし、実際やってみるとこれはこれですごく楽しい。新感覚。やることとしては結局ポケモンに見つからないように慎重に行動してボールを投げるというだけといえばだけなんだけど、それだけでもすごく楽しい。ただ、ポケモンに見つかってしまうと戦闘なしでの捕獲ができなくなるので、若干面倒に思うことはあった。まあそれくらいは仕方ない。
なお、絶対に考えすぎなんだけど、自分の身元を国や自治体や所属会社などが保証してくれるのってめちゃくちゃありがたいことなんだよなとか思った。人は共同体に属さなければ生きていけないのだ…
また、今年はアルセウスも含めポケモンを4作やったわけだが、その全てでサーナイトを手持ちに入れていた。なんかね、気に入っちゃったのですよ。見た目が。正直なところ対戦要素には興味が薄いので、強いのかどうかはよくわかってない。特殊アタッカーとして火力面で頼もしいけど、なんかフェアリー側の弱点を突かれやすい印象はある。
感想
今年はいろいろなゲームをやったけど、やはりポケモンの楽しさを再発見できたのがとてもよかった。きっかけはとてもしょうもなかったんだけど、きっかけはともかく何でもやってみるものだなと。既に楽しさを知っているシリーズの作品をプレイするのもいいけど、やったことないシリーズ(あるいはしばらく離れていたシリーズ)にも手を出してみるものいいね。
2025年はENDER LILIESの続編も出るし、アトリエシリーズの新作も出るし、ポケモンの新作もおそらく出るし、Switchの後継機も発表されるだろうし、それに合わせてロンチタイトルも発表されるだろうし、楽しみがたくさんで素晴らしいね。過去作でもやりたいのがたくさんある。時間が足りないのが悩ましい…