今年もいろいろあった。長くならない程度にまとめたい。といっても長くなるんだろうけど。
去年
転職
個人的に一番大きな出来事だったのはこれか。詳細はこちらに書いていた。
前職とは文化が大きく違うのでこの半年は必死だった。わりとガチなアジャイル(スクラム)を実践しており、仕事のやり方が全然違う。たとえばPRがApproveされたら、現実的に達成可能な最速のタイミングでリリースしている。何がブロッカーになるか考えて、特にブロッカーがなければただちにリリースするということになる。転職して半年で、私が自分でリリース作業したものだけでも何件だろう。数え切れない。
前職のようなSESの会社と現職のような事業会社とはビジネスとして全然違うことをしているというのもある。ただ稼働していればお金になるというビジネスではない。また、会社の文化としてもビジネスサイドから降りてきた要件をただ実装するというやり方をしておらず、主体的にビジネスサイドとコミュニケーションをとって仕事を進める必要がある。まだ慣れなくてうまくできていない面もあり、無力感に打ちひしがれる。ただ、これって本来普通にできるべきことなんだよなと思うので、理不尽なストレスはない。
このような形で無力感に打ちひしがれるのはむしろ転職の目的そのもので、それが期待通り得られているという理解。入社してみたら思ってたのと違ったというのが今のところなくてホッとした。力を尽くします。
当たり前ではあるのだが、転職によって失われたものもある。年収は前職のほうが上げやすかった可能性があるし、前職では新規開発から参画したのでわりと綺麗なコードベースに触れていたが、現職では、まあ… 大変泥臭いコードと向かい合う必要がある。また、なんかあったら深夜でも電話が鳴る。そのへんはわかっていたのでまあOK。
ただ、これは私の大変な悪癖だなと思ったのだが、人間関係が途切れることをあまり躊躇せずにさっとコミュニティから離れてしまう傾向がある。親が転勤族で、転校で友達と別れるみたいなことがけっこうあったのと関係があるかもしれない。移動先で新たな人間関係ができる、とはいえ、こうやってブチブチ人間関係を切っていたらそのうちボディーブローのように効いてくる可能性に最近ようやく思い至った。人間関係、マジで苦手なのよ… 軋轢を生むとかはあんまりない、はず、なんだけど…
競プロ
今年は結局一度もコンテストにRated参加できなかった。(Unratedなら数回)
ただ、とても良い習慣だったと思うので、この期に及んでもなお復帰を視野に入れている。もともとは競技とかゲームとしてというより、実装の練習のために、つまり訓練として始めたものだった。ただ、いつの間にかレートに囚われて本来の目的を忘れて飲み込まれてしまった。そして、レートを気に病んで離れてしまった。本末転倒ですね…
競プロ以外に良いネタがあれば別にやめてもいいのだが、それはそれでやる気が出なかった。人工問題を解く以外のことをする気にならないのは間違いなく良いことではないので対処方法を考えなければならないのだが、まあそれはそれとして、それを解決するまでの間はとりあえず過去問を解くのはやったほうがいいなと思って最近取り組み始めた。それを継続できるならコンテストに出るのは必須ではないなとも思った。
直近でこの過去問埋めの習慣が途切れたのは、比較的容易に解ける問題が枯渇してきたからというのもあったのだが、別に問題を解いてもそれが消費されるわけではなく、何度同じ問題を解いてもいいわけなので手を止めるのは正しくなかった。とりあえず簡単な問題を解くことで習慣を復活させて、徐々に難しい問題にも着手できるようになれば… コンテスト復帰はオプションで。
旅行
直近は人生において「いろいろな場所に行き、いろいろなことをやる」というのを指針として考えていた。とりあえずいろいろな場所に行こうと思って旅行に行くようになった。これはわりと習慣として根付いてきたと思う。基本的に観光名所とかはあまり興味がなく、とりあえず移動手段と宿だけ確保したら後は任意、適当でとにかく出かけていた。そんな感じでかけたお金の割には身のある経験になってないけど、まあそれは追々。
今年行ったのは京都、福岡、札幌、大阪、あと他にも何箇所か。わりとあちこち移動してる。新幹線とか飛行機はやっぱり高い。
とりあえず国内をまわって、ゆくゆくは海外にも行きたいっすね。最初はどのへんがいいのかな。心理的なハードルは高いが、こういうのはわりと一回経験したらどうとでもなるからなあ、考えるより飛び出してしまったほうがいいかも。
合唱
「いろいろなことをやる」の一環として合唱を始めた。合唱経験は、中学の音楽の授業とクラス対抗合唱コンクールのみです。なのでド初心者なのだけど、なかなか楽しい。人の声って美しいなとか、素朴に思ったのですよ。人体は、非常に精密な音の出し分けができる楽器と捉えることもできる。自身の楽器としての性能を研いてみるというのもまた一興。
まだ全然わかってないけど、音楽ってめちゃくちゃ奥が深いね。声の出し方にもいろいろある。その気になれば無限に突き詰められそう。
合唱自体とあまり関係ないけど、人間の技能はまるで無限かのような幅があり、そのどこに関心を持つかも人それぞれ。速く走ることに関心を持つ人もいるし、武術で人の体勢を崩して倒すことに熱心な人もいるし、もちろんいい声を出すことに取り組む人もいる。そして、その中で、自分はこれをやるんだと決めてそこにリソースを集中投下できる人はマジで強いんだろうと思う。結局、何でもうまくなりたかったら時間などのリソースをつぎ込むしかない。意外とこれができない。ハードルが高く感じたらそもそもやらないし、やるとしても目移りしてリソース投入量が不十分になったりする。
全てをうまくなれたら良いけど無理なので、これはやらないって決める勇気も必要かもしれない。さて、私は何をやり、何をやらないんだろうね。これをひたすら迷ってるから何もできるようにならないんだろうなあ…
ん、何の話だこりゃ。ノリで書いているので合唱の話から離れてしまった。とりあえず、しばらく取り組みたい。合唱団によってはご年配の方もけっこう見かけて、もしかしたら生涯続けられる趣味に育つ可能性があると感じる。とにかく継続、継続。
料理
「いろいろなことをやる」の一環として、料理も始めた。一人暮らしを始めた直後は張り切って料理していたこともあったが、面倒になってやめていたが、なんかまたやる気になった。
「リュウジのバズレシピ」で、そのうちすごく簡単なレシピを選んで作っている。やっぱり作りたてってうまいね。たとえ作ったのが私だとしても。
JJUG CCC
JJUG CCC 2025 Springでは、スタッフ参加の予定だったのに当日体調不良で欠席という失態をやらかした。申し訳ありませんでした。
JJUG CCC 2025 Fallでは、スタッフ参加の申し込みをする勇気はなかった。CfPのネタがなんとなく思いついて、投げたら通ったので登壇した。JJUG CCCの登壇は今回で3回目となった。
今回のネタはこちら。登壇準備中に自分の理解の不十分さを痛感してしまったので、ちゃんと勉強していきたい… speakerdeck.com
実は海外登壇もしてみたいのですよね。ネタさえ思いつけば案外なんとかなるような気がする。きしださんも、コワクナイヨって言ってる。
海外登壇の心構え - コワクナイヨ - / how to prepare for a presentation abroad - Speaker Deck
ゲーム
ゲームについては別途記事に書いていた。今年一番面白かったのはなんだろうな。やっぱり白昼夢の青写真かな。自分に刺さるノベルゲームってのはとてつもない。ただ、あまりの面白さに寝不足になってしまったのが気になって、ノベルゲームはそんなに手を出していない。でもそろそろもう一本試してみようかな。
ただ、テキストを読むのが主体のゲームはゲーム性としては低いわけで、それを「面白いゲーム」と表現するのははたして正しいのか、みたいなことは少し考えた。もちろん、グラフィックや簡易アニメーション、BGMなどがあり、テキスト送りなどでユーザ操作が介在する余地もあるため、これはこれで立派なゲームだとは考えている。本を読むとかアニメを観るとかとは明確に別の体験であり、物語の表現手段の一つとして、ゲームというのは興味深い選択肢の一つである。とはいえユーザ操作が主体でゲーム性が高いゲームとはやっぱり別物だよなって気も。
まあそのへんはただの思考実験なので、別に結論がでなくてもいいんだけど。
生成AI
今年は生成AIにがっつり触れた年だった。(もちろん、ユーザとしてである)
業務でも生成AIを使っているし、プライベートでも生成AIで様々な遊びをした。しょうもない物語のプロットを生成AIに生成させる遊びが面白すぎてわりと時間を溶かした。また、そうして出来上がった物語(もどき)を英訳して生成AIに食わせる遊びも良かった。英語に触れる手段として何気に良いかもしれない。
生成AIで仕事したり遊んだりしていると、生成AIの限界も見えてくる。やっぱりAIって人間じゃないんですよね。そりゃそうなんだけど。人間の言葉を喋るから人間のような感覚の知性を期待してしまうけど、現実的にはそうじゃない。人間であれば当然推論できることを推論できず意味不明な答えにたどり着くことがあり、しかもそれを絶対に正しいと信じ込んだりする。人間のような知性を期待しているとね、なんでそうなるんだよ、なんでこんなこともわからないんだよって、ストレスマッハで死んでしまうよ。やっぱりコイツは別の生き物だと考える必要がある。人間の言葉を喋るけど人間のように考えているわけではない。知識(だけ)はあって自信満々に話すので頭良さそうに見えがちだけど、実際には(人間基準で考えるとしたら)すっげーバカだと認識する必要がある。
遊ぶだけなら適当でもいいんですけどね、これを仕事でどう扱うのかは難題ですよね。バカだから使わないってわけにもいかない。自分では気が付かなかった着眼点を得られることもあるし、作業は速いし、活用しない手はない。
AIエージェントに調査させたりコードを書かせたりするけど、まだどのように扱うのが正解なのか感覚をつかめていない。既存の認知負荷が高いコードベースを調査させると表面上は便利だけど、メソッド名から処理内容を類推してその先を読むのをサボるみたいなことをしれっとしている場合があり、調査結果に全幅の信頼を置くことはできない。また、自分で調査すればその既存のコードについての知識が自分の脳内に蓄積されるのだが、AIにアウトソースしてしまうとそれがなくなるという問題もある。
AIにコードレビューもさせている。それで問題が見つかることもあるので有益だけど、的はずれな指摘も多いし、古い情報に基づいていて現時点では正しくない指摘もよく出てくるし、表面しか捉えてなくて見方によっちゃ正しいけど現実を踏まえていない指摘とかも多いし、という感じで、レビュイー側にちゃんと知識がないと危険だと思う。
コードを書かせるのもね、当然ちゃんとレビューしないととてもじゃないがリリースできない。バグがある場合、バグの原因についてAI自身が立てた仮説(ほぼ妄想)を正解だと思いこんでトンチキな実装をし、「できました。完璧です」みたいなことを言ってきてお気持ちが強くなってしまうこともある。AIに自己判断させるとそうなる可能性が高いので、やっぱり自分で考えて問題点を整理してAIに伝える努力をする必要がある。場合によっては、それで途端に賢くなって正解にたどり着いて問題を解決できることもある。
まだまだ勉強と試行錯誤が必要だけど、なんにせよAI慣れする必要があるのは間違いない。これからも弄り倒していく。
創作
お絵かきを始めようとしたけど3日くらいで挫折した。ゲームBGMを耳コピしたりボカロで合唱曲を演奏したりしたいと思いつつ着手できていない。なんかやりたい。
コンテンツ消費もいいんだけど、コンテンツ生成の趣味もしたいなあ…
まとめ
いろいろできて良かったけど、やるべき勉強があまりできていない気がする。とりあえずできる範囲で進めていく。残り少ないけど、良いお年を。





